日本近代登山の父と言われたイギリスの宣教師ウォルター・ウエストンが妙義山を訪れた際に案内したのが案内人根本清蔵です。日本で初めてウエストンが清蔵にザイルの使い方を教えたことから、近代登山発祥の地と言われています。この時清蔵は自分が落ちた時ウエストンに迷惑をかけるといって、自分にはザイルを結びませんでした。清蔵の岩登り技術に惚れ込んだウエストンは、北アルプスへ。上高地の上条嘉門次を案内人に有明、燕、槍、奥穂などを登りました。槍ヶ岳でウエストンに寄り添う根本清蔵の写真が上高地のビジターセンターや山岳博物館に飾られています。